Refosco・Miani・2018
商品名:レフォスコ
生産者名:miani
品種:レフォスコ
地域:イタリア>フリウリ
カテゴリー:赤
容量:750ml
(以下、インポーター資料より)
15haほどの畑すべてあわせても10000本ほど。
常識を超えた徹底した畑仕事、極端な低収量。
極限まで凝縮した葡萄から造られるミアーニのワイン。
すべてを畑に捧げ続けるエンツォ・ポントーニの情熱の結晶ともいうべき、特別なワインです。
ワイナート46号でレフォスコの唯一無二の傑作として紹介されたのがミアーニのかつての傑作カルヴァリ。
しかし、今はカルヴァリの畑はもう所有していないそう。
こちらは畑名の入っていないレフォスコ。
濃密かつスパイシーな香り、力強さと優雅さを兼ね備えた赤ワインです。
miani
イタリア幻のワイン
名前は広く知られているが、実際口にしたことがある人は多くない。そのようなワインの代表格といえるのが、ミアーニだ。イタリアワインの中でカルト的な存在として有名であり、地元フリウリでも容易に手にすることはできない幻のワインのひとつとして知られいる。一代でこのワインを造り上げた醸造家のエンツォ・ポントーニは、イタリアの生ける伝説といっても過言ではない。1980年代にエンジニアとしてのキャリアを離れ、母方から受け継いだ畑にて独学でワインを造り始めて以来、エンツォは文字通り畑に生きている。手を洗うぐらいでは取れない泥が、割れた爪の中やひび割れた皮膚に入り込んだグローブのような大きな手が、黙々と畑と向き合う彼の姿勢を物語る。現在、フリウリのグランクリュと目されるブットリオとロザッツォの13haの畑でブドウを栽培しているが、ミアーニの名を冠してリリースされるのは多くても年間12,000本のみ。生産量は通常では考えられないほど少ない。「良いワインを造りたい」その一心から、徹底的な剪定とグリーン・ハーヴェストによりフリウリで最低といわれるレベルまで収量を下げ、厳しい選果で最高のブドウのみがセラーに入ることができ、バレル・セレクションにより求める基準に達しないワインは瓶詰めされないからである。
探求は続く
「年を重ねるごとに畑仕事にのめり込んでいった」というエンツォのブドウ栽培には本当に一切の妥協がない。世間の評価や周囲の評判など気にかけず、畑仕事に没頭する中、ワインも徐々に変化しており、パワーだけでなくフィネスも求めたスタイルへと移行している。また、更なるテロワールの個性の表現を目指し、十分な樹齢やクオリティに達した地所ではブレンドせず個別に瓶詰めするようになった。ワイン造りにおいてブドウがワインのクオリティを決定する、とよく言われるが、彼のワインほどその言葉を実感させられるものはないだろう。恐ろしいほどの低収量が生み出す途方もない凝縮感とエネルギーに圧倒され、同時に対照的な透明感と爽やかさに驚かされる。優れた畑を買い足し、新たなキュヴェをリリースするなど、世界的な名声を確立した今もエンツォのワイン造りへの探求はまだまだ続く。