Puligny Montrachet 1er Cru La Garenne・Joseph Colin・2020
商品名:ピュリニーモンラッシェ プルミエクリュ ラ ガレンヌ
生産者名:Joseph Colin
品種:シャルドネ
地域:フランス>ブルゴーニュ
カテゴリー:白
容量:750ml
(以下、インポーター資料より)
今や世界的な白ワインの銘醸地に数えられる村ですが、歴史を振り返れば赤ワインを造っていた産地であり現在の評価が確立するのも19世紀になってからです。
栽培地域は南北に約1.5kmと狭いのに対し、標高が230~380mと高低差があります。南北に伸びるラッシュ山、東向き斜面の南側4分の1がグラン・クリュ、北側4分の3がプルミエ・クリュの畑があります。モンラッシェとバタール・モンラッシェは隣のシャサーニュ・モンラッシェ村にも広がっています。
土壌は粘土質と泥質の表土は、上部では石灰質が強くなり、下部では粘土質が強くなります。レジョナルは斜面下の東側で平地がほとんどで砂利が多い土壌です。
地下水層が近いため、地下深いカーヴが無かったため、ワインを貯蔵出来ず、ドメーヌ元詰めが一般化するのが他の地域より遅かったのも特徴です。現在は白ワインが99%で若干の赤ワインもあります。
Joseph Colin
マルク・コランの次男が独立して始めたドメーヌ
サン・トーバンで最も偉大なドメーヌのひとつであるマルク・コランの次男、ジョゼフが2017年に独立し、同じくサン・トーバンでスタートさせたドメーヌです。母ミシェルの実家はサン・トーバンの造り手、父マルクの実家はシャサーニュ・モンラッシェの造り手というワイナリー一家で、ジョゼフは19歳だった1993年から仕事を始めました。長男、三男、長女と、兄妹揃ってワイン造りに従事しており、長男ピエール・イヴは2005年に独立し、シャサーニュ・モンラッシェでピエール・イヴ・コラン・モレを立ち上げました。
ビオディナミを意識したワイン造り
実家から受け継いだ6.5haの畑で、サン・トーバン、シャサーニュ、ピュリニィの村名、1級、特級を合わせた19のアペラシオンのワインを造っています。ビオディナミを意識し、畑には除草剤や化学肥料は使用しません。シャトニエールとサンティエ・デュ・クルーの急斜面の畑は土壌の浸食を避けるため、手作業で草刈りし、ブドウの病気対策もビオを尊重し行っています。収穫は完全に手摘みで、それぞれの畑のブドウが理想的な果熟とバランスになるタイミングまで待つので、終わるまで3週間かかることもあります。赤ワインは75%除梗し、圧搾はしません。発酵は土着酵母によって行われるため、約20日間のキュヴェゾンの間、手をかけるのは最小限です。ワインは重力を利用して樽に移し、樽熟成(新樽率15~20%)の期間は12カ月間です。月齢カレンダーのフルーツの日と満月の日に重力を利用して澱引きを行います。ワインは2カ月間休ませたあと、濾過はせずにボトリング。白ワインは収穫後全てプレスにかけ、デブルバージュ、低温浸漬などは行わず土着酵母の発酵が始まったらすぐに樽に移します。樽熟成は12カ月間。バトナージュは行わず、ウイヤージュと樽の清浄を2週間に1回行います。12カ月後、月齢カレンダーの新月とフルーツの日、花の日を選びワインを澱引きを行い、その後清澄。2カ月間タンクで休ませてから濾過はせずにボトリングします。
ジョゼフのワインははっきりとした果実味の中に酸とミネラルのコントラストが感じられるのが特徴で、これは25年以上にも渡る経験と知識が反映されている証しといえるでしょう。