Chambertin・Armand Rousseau ・2017
商品名:シャンベルタン
生産者名:Armand Rousseau
品種:ピノノワール
地域:フランス>ブルゴーニュ
カテゴリー:赤
容量:750ml
ジュブレ・シャンベルタンの顔と呼ばれる偉大なドメーヌ つくりだすワインの質が高いことに加えて、所有する特級、1級畑の面積の広さも特筆に値します。
ドメーヌの総面積14ヘクタール弱のうち、半分以上の8ヘクタールをシャンベルタン(2.2ヘクタール)クロ・ド・ベーズ(1.4ヘクタール)等の特級畑が占め、他に1級畑が3.5ヘクタール、村名畑は、2ヘクタール強にすぎません。 更にこれらの畑に植えられているぶどうの樹齢の高さも特徴のひとつです。
大半の畑の植えつけは第2次世界大戦以前、1級畑のクロ・サン=ジャックに至っては1924年と’54年の古さです。
ドメーヌ全体の平均樹齢は45年以上になります。樹齢が高いうえに、ヘクタール当たり25~35ヘクトリットルという低収量で収穫されるぶどうは伝統的な手法でワインに仕立て上げられます。
そして新樽の比率は基本的にシャンベルタン、クロ・ド・ベーズ及び1級のクロ・サン=ジャックが100パーセント、その他の特級は80パーセント前後。出来上がるワインは滑らかで品があり、各要素のバランスのいい完成度の高いもので、このドメーヌの名声の高さを如実に物語っています。
Armand Rousseau
ブルゴーニュで最も偉大な生産者のひとり
ブルゴーニュで最も偉大なドメーヌのひとつ、アルマン・ルソー。このルソー抜きにジュヴレ・シャンベルタンを語ることはできません。18世紀初頭のブルゴーニュでは、心無いネゴシアンによって不正なブレンドが横行していました。1930年代、商慣習上タブー視されていた元詰めをアルマン・ルソー氏がダンジェルヴィル、グージュ、グリヴォらと組織を結成して1915年に実現、ネゴシアンに樽で売るのをいち早くやめてブルゴーニュワインの品質向上に大きく貢献しました。2代目のシャルル氏は、1959年当時には6haだった所有畑を14haにまで拡大。今日、アルマンの孫にあたるエリックが畑とセラーを取り仕切っています。
所有畑の半分以上がグラン・クリュ!減農薬法での栽培
所有面積の半分以上の8haをグラン・クリュが占めるという素晴らしさ。ドメーヌ・アルマン・ルソーにとってワイン造りとは「こちらがアペラシオンの特徴を表現するものではなく、土壌の方から語りかけてくるものである」と言います。その言葉を体現するかのように、土壌本来の力に任せるため20年前から肥料を使用していません。数年前からリュット・レゾネに切り替え農薬もボルドー液や硫黄など昔から伝わるものを選んでいます。収量は毎年行う摘芽と摘房で25-35hl/haに抑えられます。他の造り手と比べて収穫が早いことでも知られており、よく熟しつつ香りと味が最もよい時に収穫しています。
スタイルは目指すものではなくテロワールが与えてくれるもの
セラーでの仕事は昔からほとんど変わっていません。基本的に90%除梗し、15度まで温度を下げたのち発酵に移ります。最高で30~35度の温度で発酵と醸しは18~20日間。ピジャージュとルモンタージュの両方が行われます。そののち樽へと移され、ワインごとに決まった比率の新樽が用いられます。シャンベルタン、クロ・ド・ベーズは100%新樽。他の特級畑はワインの特徴によって使い分けます。年によっては淡い色合いになることもありますが、抽出は自然に任せたものにすることで真のテロワールが表現できる、といいます。「ブルゴーニュのワインは力強さと複雑さ、フィネスと高貴さを兼ね備えたワインです。独自のテロワールから産出されるそれぞれのワインは、それぞれの個性をもっており、それを理解し、愛する人だけにベールを脱ぐものです。 スタイルは目指すものでなく、テロワールが与えてくれます 。