Saint-Aubin 1er Cru la Chateniere・Joseph Colin・2018
商品名:サン トーバン プルミエ クリュ ラ シャトニエール
生産者名:Joseph Colin
品種:シャルドネ
地域:フランス>ブルゴーニュ
カテゴリー:白
容量:750ml
(以下、インポーター資料より)
ドメーヌの正面に立地するシャトニエールは、サント―バンの一級畑でとりわけ知名度の高い、アン・ルミィやミュルジェ・ド・ダン・ド・シャンの影に隠れてしまいがちですが、急な斜面による水はけのよさから味わいの密度の高い上質なワインを産するいい畑です。サント―バンの域内としては、ピュリニィ側のガメ集落の中心部に位置し、集落の中心からブラニィ方面にかけての急峻な斜面の畑で、標高を同じくする南東はアン・ルミィと接しています。
ジョゼフ・コランの造りは、柔らかくやや厚みのあるマルク・コランのスタイルと、抜き身の刀を彷彿とさせるキレのある酸やミネラリーなピエール=イヴ・コラン=モレのスタイルの中間で、ミネラリーなスタイルながらもキレイな果実味を持ち味とするモダンな造りです。
特にこのシャトニエールは、区画の特性を活かしたミネラリーながらも凝縮感のあるワインで、ブルゴーニュの白としては比較的しっかりと冷やすことで持ち味のキレイな酸を感じることができます。
Joseph Colin
マルク・コランの次男が独立して始めたドメーヌ
サン・トーバンで最も偉大なドメーヌのひとつであるマルク・コランの次男、ジョゼフが2017年に独立し、同じくサン・トーバンでスタートさせたドメーヌです。母ミシェルの実家はサン・トーバンの造り手、父マルクの実家はシャサーニュ・モンラッシェの造り手というワイナリー一家で、ジョゼフは19歳だった1993年から仕事を始めました。長男、三男、長女と、兄妹揃ってワイン造りに従事しており、長男ピエール・イヴは2005年に独立し、シャサーニュ・モンラッシェでピエール・イヴ・コラン・モレを立ち上げました。
ビオディナミを意識したワイン造り
実家から受け継いだ6.5haの畑で、サン・トーバン、シャサーニュ、ピュリニィの村名、1級、特級を合わせた19のアペラシオンのワインを造っています。ビオディナミを意識し、畑には除草剤や化学肥料は使用しません。シャトニエールとサンティエ・デュ・クルーの急斜面の畑は土壌の浸食を避けるため、手作業で草刈りし、ブドウの病気対策もビオを尊重し行っています。収穫は完全に手摘みで、それぞれの畑のブドウが理想的な果熟とバランスになるタイミングまで待つので、終わるまで3週間かかることもあります。赤ワインは75%除梗し、圧搾はしません。発酵は土着酵母によって行われるため、約20日間のキュヴェゾンの間、手をかけるのは最小限です。ワインは重力を利用して樽に移し、樽熟成(新樽率15~20%)の期間は12カ月間です。月齢カレンダーのフルーツの日と満月の日に重力を利用して澱引きを行います。ワインは2カ月間休ませたあと、濾過はせずにボトリング。白ワインは収穫後全てプレスにかけ、デブルバージュ、低温浸漬などは行わず土着酵母の発酵が始まったらすぐに樽に移します。樽熟成は12カ月間。バトナージュは行わず、ウイヤージュと樽の清浄を2週間に1回行います。12カ月後、月齢カレンダーの新月とフルーツの日、花の日を選びワインを澱引きを行い、その後清澄。2カ月間タンクで休ませてから濾過はせずにボトリングします。
ジョゼフのワインははっきりとした果実味の中に酸とミネラルのコントラストが感じられるのが特徴で、これは25年以上にも渡る経験と知識が反映されている証しといえるでしょう。