RD・Bollinger・2007
商品名:RD
生産者名:Bollinger
品種:ピノノワール・シャルドネ
地域:フランス>シャンパーニュ
カテゴリー:スパークリング
容量:750ml
シャンパーニュ・ボランジェ R.D.(アール・ディー)2007 エクストラ・ブリュットは、ボランジェの職人技を極めたスーパープレステージシャンパーニュ。
2007年は、過去1世紀のシャンパーニュ地方の歴史の中でも記録的な早さで収穫時期が訪れ、品質の優れたR.D.にふさわしいブドウが生産された年でした。
グラン・クリュを91%、プルミエ・クリュを9%使用しています。
R.D.の最大の鍵で、完璧な熟練の技が求められる決定的な瞬間が、デゴルジュマンのタイミング。ワインの香りのポテンシャルを最大限に引き出しつつ、どこまでもフレッシュな味わいをもたらすための最も重要な瞬間です。
忍耐強くじっくりと熟成させた時間と、デゴルジュマンのタイミング、この2つの「時間」のコントラストが奏でるラグジュアリーなハーモニーがR.D.の魅力です。
Bollinger
シャンパーニュ業界に大きな影響を与えた、老舗メゾン
1829年の創業以来、179年に渡り家族経営を貫いた稀有なメゾン、ボランジェ。そんなボランジェの歴史を語る上で欠かせないのが、今日のメゾンの世界的な名声の基礎を作ったエリザベス・リリー・ボランジェ女史です。彼女は第二次世界大戦の真っ只中にメゾンを引き継ぎ、戦後にはグラン・クリュやプルミエ・クリュの畑を次々に購入。ボランジェの高い品質を支える、広大な自社畑という資産の基を構築しました。
また彼女は、ワインを澱と共に長時間接触させることで豊かな芳香が見事に引き出され、ワインに凝縮感と深みのある果実味が織りなす複雑な味わいが生まれることを発見。長期間熟成させて真価を発揮したタイミングでデゴルジュマンを行うという、唯一無二のコンセプトで仕立てられたプレスティージュ・キュヴェ、「ボランジェR.D.」をリリースしました。時代の一歩先を行く挑戦が生んだこの逸品は、シャンパーニュ業界に偉大な影響を与えたのです。
2008年には、ボランジェ史上初めて、一族以外の出身であるジェローム・フィリポン氏がメゾンの経営を引き継ぎ、現在はゼネラル・マネージャーにペルノ・リカールのマーケティング・ディレクターであったシャルル・アルマン・ド・ベルネ氏が就任。これまでの長い歴史で培った伝統を守りながら革新的な技術を巧みに取り入れ、メゾンの更なる発展を目指しています。
ボランジェのスタイルを象徴するピノ・ノワール
ボランジェは、シャンパーニュの主要産地に179haの自社畑を所有し、生産量の約6割を賄っています。彼らの自社畑の約85%は、グラン・クリュとプルミエ・クリュによって構成されており、この偉大な畑こそがボランジェのシャンパーニュの高い品質を支えているのです。
そんな自社畑の全面積の約60%を占めるのが、ボランジェのふくよかで力強いスタイルを生むピノ・ノワール。中でもボランジェの本拠地であるアイ村は、ヴァレ・ド・ラ・マルヌの中でも南向きの大きな斜面が東西に広がる日照に恵まれたエリアで、シャンパーニュの中でも最高品質のピノ・ノワールを生む「ピノ・ノワールの聖地」として愛好家に崇められています。
ボランジェのシャンパーニュは、そんなアイ村の上質なピノ・ノワールの魅力を活かし、まろやかで豊富な果実味が広がるふくよかな味わいを表現しているのです。
複雑で奥行きのあるな味わいを引き出す、こだわりの樽発酵・樽熟成
彼らはメゾンの象徴であるピノ・ノワールの魅力を最大限引き出すべく、樽での発酵と熟成にこだわっています。メゾンでは4000もの古樽を所有し、シャンパーニュで唯一の樽職人が常駐。樽専用の工房まで持つほどで、フランス政府より「無形文化財企業」に認定されています。
ボランジェのシャンパーニュは、木樽にて少なくとも3年間澱とともに熟成が行われるのが特徴。ワインが樽の木目を通して細やかな空気に触れることで、ゆっくりと長い時間をかけて熟成が進み、より一層豊かなアロマが生まれます。ボランジェ特有のクリーミーな泡立ちも、この樽発酵と熟成に由来しているのです。
こうして樽発酵や長期間の熟成といったこだわりの製法で造られるボランジェのシャンパーニュ。複雑なアロマと濃密な果実味、奥行きのある味わいは、世界中のワイン愛好家を魅了し続けています。