Corton Charlemagne・Bonneau du Martray・2004
商品名:コルトンシャルルマーニュ
生産者名:Bonneau du Martray
品種:シャルドネ
地域:フランス>ブルゴーニュ
カテゴリー:白
容量:750ml
(以下、インポーター資料より)
モンラッシェと並び世界最高峰の白ワインと讃えられる特級畑、コルトン・シャルルマーニュ。その畑を広く所有し、代名詞ともいわれる存在がボノー・デュ・マルトレイ。黄金の丘コルトンの最高のクリマ アン・シャルルマーニュとル・シャルルマーニュの合計9.5haから生まれる。それはかの皇帝シャルルマーニュが残した至高のクリマ。2004はライム、リンゴ、ミネラル、オークの香りが次々に現れ、味わいの深みとバランスの良さを兼ね備えた秀作。飲み頃予想は2010-2030とされ、その中央に位置する現在はまさに飲み頃と言える。
Bonneau du Martray
グラン・クリュのみを所有する稀有なドメーヌ
モンラッシェと並び世界最高峰の白ワインと讃えられる特級畑、コルトン・シャルルマーニュ。その畑を広く所有し、代名詞ともいわれる存在がボノー・デュ・マルトレイです。
ボノー・デュ・マルトレイといえば、2017年にカリフォルニア・カルトワインの代表格、スクリーミング・イーグルのオーナーに買収されるということや、ボノー・デュ・マルトレイから畑を借り、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(DRC)がコルトン・シャルルマーニュの生産を開始するというニュースが世界を驚かせました。
グラン・クリュのみを所有する稀有なドメーヌ
非常に古くからの歴史を誇る、ドメーヌ・ボノー・デュ・マルトレイ。1855年に出版された書物の中に、シャルルマーニュ皇帝が所有していた70ha余りのコルトンの白ブドウオーナーの1人として、ボノー家の名前が挙がっているほどです。1966年、前当主であるジャン・シャルル・ル・ボー・ド・ラ・モリニエール伯爵の父が、かつてボノー家が所有していた11haの畑を相続。1994年より2017年4月まで前当主モニエール伯爵がドメーヌの指揮をとっていました。
ボノー・デュ・マルトレイが所有する畑の総面積約11haのうち、コルトン・シャルルマーニュが約9ha、コルトンが約2ha。特級畑のみを手掛ける偉大な造り手です。ブルゴーニュの生産者の中でも特級畑のみを所有するのは、このボノー・デュ・マルトレイだけであり、一目置かれている所以のひとつでもあります。
2017年1月、このボノー・デュ・マルトレイがカリフォルニア・カルトワインの代表格スクリーミング・イーグルのオーナーに買収されるという衝撃的なニュースが発表されました。当時の当主であったモリ二エール伯爵はフランスのメディアに対して「最も重要なのは、ドメーヌの品位とアイデンティティが保たれること。」と語っており、2017年4月にドメーヌを去るまで当主としてワイン造りに携わっていました
カール大帝の畑に秘められた、途方もないポテンシャル
ボノー・デュ・マルトレイが所有するコルトン・シャルルマーニュの一部の畑は、かつて中世の時代にヨーロッパ全土を治めた偉大な王、カール大帝が所有していた畑と言われています。
現在この畑には、一部新たに植樹したものを除き、樹齢40~60年のブドウが植えられており、西向きの急斜面に位置するこの畑は、粘土が全く含まれない石灰質土壌です。この土地で育ったブドウからは凝縮したミネラルを持ったワインが造られます。またこの畑は、夕方遅くまで陽が当たり、日照時間に非常に恵まれているのも特徴。長い日照時間を得ることで光合成が有利に働き、光を十分に浴びてしっかりと育ったブドウは、ワインにフィネスや力強さをもたらします。
このカール大帝が所有していた類稀なるテロワールこそが、ボノー・デュ・マルトレイのワインのポテンシャルを高めているといっても過言ではありません。そのため、テロワールの素晴らしさを最大限活かせるよう、栽培にもこだわりを発揮。前当主であるモリ二エール伯爵は、畑の周りの環境を良好に保つことを大切にしていました。
土壌の開墾には、馬を用いるより土地にも人にも負担のかからない耕作として、特殊な小型のトラクターを使用。そして良いブドウを育てるために畑や土壌だけではなく、あらゆる動物や昆虫、植物の健康を保つことが大切と考えていたため、実際に、ボノー・デュ・マルトレイの丘には樹木が生い茂り、様々な動物や昆虫により生態系が保たれ、コルトンの丘全体の環境が整えられているのです。そして樹木の根の十分な保水力によって、乾燥した年においてもブドウへの水分補給が十分に行われています。